消防用設備点検って何をするの?★点検内容と頻度をわかりやすく解説

マンションやアパート、店舗、事務所などに設置されている「消防用設備」。
消火器や誘導灯、自動火災報知設備などを見かけることはあっても、
「消防設備点検では、実際に何をしているの?」
「どのくらいの頻度で点検する必要があるの?」
と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、消防設備点検の内容や点検の頻度について、わかりやすくご紹介します。


消防用設備点検とは?
消防用設備点検とは、建物に設置されている消防用設備等が、火災発生時に正常に作動するかを確認するための点検です。
消防法令により設置が義務付けられている消防用設備等については、定期的に点検を行い、その結果を消防署等へ報告することが必要です。
火災はいつ発生するかわかりません。
いざというときに「消火器が使えない」「火災報知器が作動しない」「誘導灯が消えている」といったことがないよう、日頃から消防設備を適切な状態に保つことが重要です。


どんな消防用設備を点検するの?
建物によって設置されている設備は異なりますが、代表的なものには次のような設備があります。
・消火器
・自動火災報知設備
・誘導灯、誘導標識
・非常警報設備
・スプリンクラー設備
・避難器具 など
例えば消火器であれば、本体に変形や腐食がないか、適切な場所に設置されているかなどを確認します。
自動火災報知設備では、感知器や発信機、受信機などが正常に作動するかを確認します。
誘導灯についても、正常に点灯しているか、破損していないかなどを確認します。
このように、それぞれの設備について決められた点検基準に沿って確認していきます。


消防用設備点検は年に何回?
消防設備点検には、大きく分けて「機器点検」と「総合点検」の2種類があります。
●機器点検:6か月に1回(半年に1回)
機器点検では、設備の適正配置や損傷の有無などを確認するとともに、簡易な操作によって機能の確認をします。
●総合点検:1年に1回
総合点検では、消防用設備等の全部または一部を作動させ、総合的な機能を確認します。
こちらは1年に1回行います。
➡そのため、消防設備は基本的に「半年ごとに点検する」と覚えておくとわかりやすいでしょう。

また、点検と消防署への「報告」は頻度が違います。ここは間違えやすいポイントです。
「点検する頻度」と「消防署等へ点検結果を報告する頻度」は同じではありません。
消防署等への報告頻度は、建物の用途によって異なります。
飲食店、店舗、ホテルなど、不特定多数の人が利用する「特定防火対象物」は、原則として1年に1回。
共同住宅や事務所など、上記以外の防火対象物については、原則として3年に1回の報告となります。
「3年に1回の報告だから、点検も3年に1回でいい」というわけではありませんので注意が必要です。


点検で不良が見つかったら?
消防設備点検では、
「誘導灯が点灯していない」
「感知器が正常に作動しない」
「消火器に腐食がある」
などの不良が見つかることがあります。
消防設備は、設置されているだけでは十分ではありません。
火災が発生した際に正常に使用できる状態を維持することが大切です。
不良箇所が見つかった場合には、その内容を確認した上で、必要に応じて修理や交換等の改修を行いましょう。


★まとめ★                                                   
消防用設備点検は、火災が発生した際に消防用設備が正常に機能するよう、建物と利用者の安全を守るために行う大切な点検です。

【消防設備の点検頻度】
機器点検:6か月に1回 総合点検:1年に1回

【消防署等への点検結果の報告頻度】
1年に1回または3年に1回 ※建物の用途によって異なる


「うちの建物はどの消防設備を点検すればいい?」
「消防署への報告時期がわからない」
「点検で不良が見つかったので改修してほしい」
といった消防設備に関するお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

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